音速の惑星
□You'll be in my Heart
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星は何から生まれたんだ
空気はなぜ存在するんだ
花はどうして咲くんだ
暴力での解決が楽だとしってるのに､なぜ平和を唱えるのか………
俺の一生は
とにかく疑問で埋め尽くされた人生だった
まぁ俺は頭が悪いからよく解んねぇだけなのかもしれないが
とにかく訳の分からない理屈ばかりで埋められたこの世界が嫌いで仕方なかった
意味のわからなくて
意味のねぇ
おかしな事ばかりだ…
たとえば そうだ
なんで俺の尻尾は『２本』付いてるのか…とか
ﾎﾟﾀﾘ
ﾎﾟﾀﾘ
紅く光る血が､コートを伝ってアスファルトの地面に落ちていく
真冬の寒空
人気のない細い路地裏
この寒さで､ついに痛みすらとっくに感じなくなっちまった
けっこう深く撃たれたはずなんだけどな……
きっと神経まで凍っちまったのだろうか…
あーあ……
いよいよ俺も終りか…
散々悪さ重ねてきたツケが回ってきたんだろう…
いいさ…
天使でも 悪魔でも…
神様だか閻魔様だかのとこまでつれてってくれよ…
もう……
つかれちまった…
つかれちまったよ……
やっと…
やっと…俺……は…
死ねる…んだ……な…
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