ぱくす

□いかがわしい感想
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「ん、っ……」

「ジニョンヒョン…あの、無理して飲まなくても…」

ヒョンの喉仏が動いて、それから、苦そうな顔を向けられた。

「チャニの、すっごく濃いね…」

「そ、そんなに…?」

「…うん、いつも俺、これよりずっと薄いよ?」

「そうなんだ…」

どうしよう、俺っておかしいのかな。

「出す量とかの問題もあるけど…」

「あの、ヒョン…やっぱり、まずい?」

「ん…苦かった…」

「ごめんなさい…」

「ううん、俺が飲むって言ったんだし」

「ヒョン…」

「可愛いチャニのだし、ね」

「でもっ」

「ふふ、美味しかったよ」

「嘘だ…」

「どうして?」

「人に飲んでもらったのなんて初めてだし、わかんないけど、だって」

少し舐めてみても、明らかにまずいんだ。美味しいわけないよ…。


「そうだ、俺のと比べてみよっか?」

「え?」

「あ…、嫌…かな?」

「嫌じゃない…!」

「良かった、じゃあ、手伝って?」

「ど…どう手伝ったらいいの…?」

「ん、俺が言う通りに…ね」





B「…なにあれ」

S「チャニがコーヒーいれたんだって」

B「は?それであの会話…!?」

S「何想像してるの〜?きもちわる〜い」

B「ジ、ジニョンヒョンの感想がいかがわしいのがいけない!!」



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