§みぢかーい小説§
□安らぎの…
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真っ暗な闇の中、刀を振るい人を凍らせて逝く。
職業病?て言うか慣れだね。
何も感じない。
頭に浮かぶのは「早く帰りたいな~」くらい。
まあ、ね。長年忍びやってれば誰でもこうなるよ。
「任務完了」
死体を炎で燃やしてお仕事おーわり。
さっさと帰ろう。
「ただいま~」
誰もいないのに挨拶をする…やだなぁ
「おう、おかえり」
あれ?
幻聴と幻覚が…誰もいない筈の家になんでアスマが?
「何やってんの?」
「何って…愛しのカカシを待ってたんだが?」
あぁ、嫌になる。
アスマはいっつもそうだ。俺が誰かにいて欲しい時に必ず俺のそばにいる。
「アスマぁ」
だから甘えたくなる。
俺の大切な安らぎの場所。
end