「三年何もないって!お前ら枯れてんの?」 「そういうわけじゃないけど…」 「ありえねえ。よく耐えてんな」 「う、いや…したい、とは思うのだが…色々、問題が」 「どっちが上か決めらんねえとか?」 「お、男ならば抱きたく思うのではないか?」 「僕はどっちでもいいけどね…」 「!」 「(言えない…今更言えるわけがない…私のそのようなアレがそのようなアレであるなどと…!だから誘えないなどと…!)」 「へぇ、どっちでもいいんだ?」 「ま、御剣が相手ならって話だけど」 「け、ノロケかよ」 「(…んっ?そういえば何故成歩堂は誘ってこないのだ?)」 (言えないよなぁ、多分御剣は童貞だろうから誘いづらいって…本当にどっちでもいいんだけど痛いのやだし。かといって一生入れずに終わるのも可愛そうだし) 「へぇ、じゃあ問題ないじゃん。成歩堂がこう言ってんだしやっちまえば?御剣」 「う、ム」 (包茎治して誘ってくれたらいいのにな) 「りょ…了解した。君のためにならば恥を忍ぶこともやぶさかではないのだよ」 「えっ?」 「えっ?」 「いますぐ!病院を探す!(ガタァ)」 (やっと決心してくれたか…じゃあ、僕も覚悟決めないとな…。あんまり痛くないといいな…) 「うん、じゃぁ・・・(ソコが)落ちついたら、さ」 「う、うム!また連絡する」 (去って行く御剣) 「な、なぁ。最初からおかしいとは思ってたんだけどもしかしてあいつってよぅ」 「それ以上言ったら、依頼料まとめて払ってもらうからね?(にっこり)」 「わ。わかった!黙ってるって!」 「けどよぅ。もしも御剣がアレでアレだとすんなら、おまえがヤる側の方が何かといいんじゃねぇか?」 「何で」 「何で、って…経験値的に」 「僕は男は経験ないよ」 「にしたって」 「…で、御剣も経験がないんなら、僕らは対等だ。どっちが引け目を感じることもないだろ」 「ん?対等なら上でもいいんじゃ」 「うん、だから僕はどっちでもいいんだよ。御剣が望むなら上でも下でも、さ」 「なんでだよ。痛いの嫌じゃねぇの?」 「それはね。でも御剣ともっと深く繋がる方が大事だからさ」 「…お前って」 「何?」 「ホント御剣のこと好きなのな!」 「当然だろ」 「しっかし良く待ったな…3年か」 「そうなるね」 「しかもあいつ日本出たり入ったりしてっから、あんま会えないだろ?ぶっちゃけ、溜まって浮気とかしたことねぇの?」 「うーん…あれは浮気って言うのかなあ」 「え!おま、ほんとに好きだって言った直後にそれかよ」 「生理現象はさぁ、どうしようもないよね?」 「マジか?お前がそんなフラチな奴だったなんて、オレ見損なったぜ!」 「あのさ」 「言い訳すんじゃねぇよ。御剣が可哀想だろ!何だよ、何でだよ!意味わかんねぇよ!」 「ねぇ、僕別に御剣以外とコトに及んだ、なんて言ってないよ?」 「は?」 「見ちゃうんだよね、えっちな夢」 「あーそれはしょうがねえだろ、浮気とは違」 「でも相手がさ」 「うーん…つか誰なんだよ?」 「…笑わないか?」 「笑うかもしれねぇけど言ってみろよ」 「…女の子なんだ。…眉間にヒビ入った」 「……。おまえって、マジであいつが好きな」 「自分でもどうかしてるって思うけどね」 (肩を竦めて苦笑) 「まぁ、お前らしいっちゃらしいけどな。思い込んだら危なっかしいくらい一直線でよ」 「はは、お前に言われたくないけどな」 「でもよぅ、御剣の奴マジで手術してくると思うぜ」 「うん、そうだろうね」 「本当にやんの?童貞と?」 「誰でも最初は初めてだろ」 「まあ、そうなあ」 「僕が教えてあげるんだ、御剣に全部…!≦d;゚∀゚)=3」 「…( ゚д゚)」 「ゴムの付け方がわかんなかったり入れる角度がわかんなかったりしておろおろするんだよ!御剣が!可愛いと思わないか!?」 (思わねぇ) 「それに、童貞ってことはそういうこと何も知らないわけだろ?初めてイかされたり、イかそうとして必死になってる顔、全部僕しか知らないって、イイと思わない?」 「……お前って本当に、あいつのことが好きなんだな(いっそ、狂ってるぜ)」 「ふ、御剣も、僕に執着してくれてるし、ね」 |