もしもの世界。

□もしも性別が逆なら
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長い年月を経て…


私とDIOはまた夫婦となった。





唯一彼女の昔と違う変わってしまった部分と言えば…











"胸の大きさ"





100年近く昔に見た彼女の身体は確かBぐらいだったような…もしかしたらAかもしれない。


なのに久々(かなり年月は経ったが…)に会ってみれば





彼女の胸は"Gカップ"いってるんじゃあないかってぐらい大きく成長していた。







「私がいない間に他の男に揉ませて育ってしまったとか言えないぞDIO。もう豊胸手術とかの怪しい臭いが漂ってくるんだが!?」





「いや、だから…ちょっ、私の話を聞くんだルーイ。」





「うるさいっ!!私は貧乳のままの君が良かったんだ…確かに巨乳の女性が隣を擦れ違った時悲しき男の性で視線を奪われたりもしたが…だが、身体に傷を入れてまで……くっ…女性は胸で決まるものじゃあないんだよDIO!!!





 
 



ぐわし!!っとDIOのけしからんデカイ胸を両手で掴めば、彼女は感じたのか"あんっ"と可愛らしい声を上げた。


だが、そんな彼女に興奮する事もなく…私は両手から伝わる感触に疑問を抱いた。





何らかの異物感は全くない…寧ろ自然なまま育ったおっぱいと言える。


だが、だがしかし。


私にはこの感触に覚えがあるのだ……!!!






「DIO……君の、その身体は………もしかして…っ」







彼女の胸から手を離せば、頬が紅潮し目を潤ませているDIOと視線が合った。




私には分かる…分かってしまった!!




脳裏に過ぎる青味のある黒髪でGカップクラスの胸をもつ女性……いつも温かい笑顔で私を呼び慕ってくれた可愛い従妹の幼馴染み。








「君のその身体……ジョナサンのじゃあないか!!!









私は一度揉んだ胸の感触は忘れないんだからなDIO!!

どういうことか説明しなさい!!





と少し怒鳴るようにDIOに言えば、彼女は顔を俯かせてプルプルと身体を震わせた




私はすぐ我に返って"しまった…"と思い、慌てて膝を折りDIOの顔を下から窺う
 






「怒鳴ってすまないDIO……でも何故ジョナサンの身体が君の身体になっているのか……説明してくれないk「〜ッ!!ルーイのマヌケッ貴様なんぞもう知らんっ!!!」へぶっ!?」







ドゴォ!!と可愛い(私から見ればDIOは美しいより可愛いのだ)…そんな女の子の腕からは想像できない程の破壊音を鳴らして彼女は私の顔面を殴り、暗闇の中へ走り去ってしまった。







「ディ…ディオ……」







まぁ、破壊音はスゴかったが彼女は彼女なりに手加減をしていてくれたようで…私の頬が一週間ほど腫れ上がるくらいでその場は済んだ。










遠巻きに最初から最後まできっちり見ていたテレンスやヴァニラが私を軽蔑するような目で見ていたなんて言えない…。


 
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