テニスの王子様

□変装は案外バレない
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―――――――遊園地―――
電車の中で大石と話してる時も知らないイケメンと話してるみたいな感じだったけど、雰囲気とか顔はどうみても大石で変な感じだよにゃー…。
「英二?」
「…ん?何ー?」
「いやもう俺達の番来たよ?」
はっ!そうだったチケット売り場に並んでたんだった!
「ごーめん大石!」
「英二の分も買っておいたぞ?はい。」
「あっ、ありがと…。」
何気に、払ってくれた...
なんだこの男前もうやだ...!
〜忍岳目撃〜
「なぁ岳人。」
「なんだ侑士?」
「俺らの2つ前に並んどる人、青学の菊丸に似てへん?」
「ん〜?あぁあの人か?でも髪結んでるぜ?」
「でも顔めっちゃ似てるで?」
「そう言われると確かに…。バレないように近付いてみそ!」
「マジかいな…。」
「あ、侑士、やっぱり菊丸だ!絆創膏つけてる!」
「声気ぃつけや。
…隣の黒髪イケメン誰や?」
「本当だ。誰だ?
でも菊丸は大石と付き合ってるよな…ってまさか…。」
「浮気やな。」
「大スクープだぜ侑士!」
〜鳳宍目撃〜
「結構乗りましたね。宍戸さん。」
「あぁー。疲れたな。ちょっとトイレ行ってくるな長太郎。」
「はい!待ってますね。」
――――トイレにて
「ふぅー。やっぱりカツラは蒸れるな。」
「!?(ヅラ外してるとこ入っちまった!)」
「あぁすいません。気にしないでくださ…あっ!」
「おまっ、お前大石じゃねぇか!」
「しっ、宍戸……!」
「ヅラつけて何やってんだ?」
「あーそれはだなー…。」
まずい…!これはまずい!
土日に遊園地にいるのもおかしいが何でカツラかぶってるんだって話だ!
「つーか大石。何で土日にこんなとこにいんだ?休日練はねぇのか?」
落ち着け。落ち着くんだ。
こういう時は…
「逃げるが勝ちだっ…!」
「ちょっ…おまっ大石っ!待てっ!
俺に勝てると思ったか!激ダサだ…な……!?」
「宍戸さん!遅いから心配しましたよ!」
「長太郎…。
大石…青学の大石がヅラかぶって今女の子と一緒に歩いてったぜ…。」
「??」
〜後日〜
side菊丸
はぁ〜昨日は楽しかったにゃ〜。
「英二!」
「不二どしたの?」
「氷帝の人たちから聞いたんだけど、昨日大石が遊園地でボーイッシュで可愛い赤髪の女の子と歩いてたって…。」
「(°□°;)」
「昨日大石と英二休んだでしょ?なんかおかしいと思ってたけど…その女の子って...英二だよね?」
「ε=ε=┏( ><)┛」
「顔文字で会話しない!」
side大石
昨日は楽しかったな…。
宍戸に会ったときはさすがに焦ったけど、そんなこと忘れるくらい楽しんだから十分だ。
「おぉ大石。探したよ。」
「乾。どうした?」
「ちょっと面白いデータがあるんだ。」
「それは...俺に言っていいのか?」
「聞けば分かるよ。昨日菊丸が遊園地に黒髪の爽やかイケメンと一緒にいたらしい。」
「え…それは…...。」
「…そのイケメンが大石の確率96%。」
「た、高い…何故かすごく高い…!」
〜部活〜
「話から察するに、部活を二人で休んで遊園地で遊んだのか?」
「「はい…申し訳ありません。」」
「二人とも校庭100周!!」
「「はいっ!」」
「それにしても菊丸先輩と大石先輩の変装見てみてーな。見てみてーよ。」
「大石先輩はカツラかぶってたらしいっすよ。」
「菊丸先輩は髪結んでたらしいぜ?」
「可愛い女の子とイケメンって言われるくらいっすからね。そうとう似合ってたんすね。」
「桃城!越前!私語厳禁だ。校庭10周!」

×あとがき×
マジでバカップルです。
これから出していく作品も大石への愛がはみでてると思いますが、自分なりに頑張っていきます!
クリスマス関係なくてすいません。

2013/12/24 Christmas eve
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