テニスの王子様

□カラオケ…?
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突然だけど俺は今日友達とカラオケに来てるトコ。
珍しくテニス部以外の友達と出かけたんだけど…結構楽しい!
でも何かものたりないと思っちゃう原因は…
「なー歌うま要員よんでいー?」
「いーなそれっー!呼べ呼べ!」
「おー!ガンガン呼べー!」
結局…テニス部メンバーになっちゃうんだよにゃー…
携帯で電話してみたらちょうどよく暇だったのは大石と不二。
大石暇だったのはラッキー…
へへー歌うま要員としてはふたりとも十分すぎるくらいだもんねー?
早く来ないかにゃー…
しばらくまた騒いでたら急に部屋のドアが開いた。
「おまたせ。ふふ、カラオケなんて久しぶりだよ。」
「ちょっと緊張するな…。」
「大石不二ー!待ってたよーん!」
2人に飛びつく。
うんうん、やっぱテニス部メンバーは安心感あるよにゃー。
新メンバーに一通り騒いだ後、
「じゃあ僕、早速歌っていいかな?」
「もちー!」
「おー!初めて聞くなー!」
不二が歌い出すとみんなが一瞬固まった。
不二は相変わらず歌うまいよなー。
しかもこっちが圧倒される感じの歌い方。
そりゃ固まっちゃうよ。
「どうかな?結構久しぶりだったんだけど。」
「どーもこーも鳥肌もんじゃねーか!」
「これがテニス部スペックだよーん!」
クラスの奴らにVサインをする。
へっへーんちょっと悔しそー
「じゃあ次は…順番的には次大石だな!」
「やっぱそうだよな…不二の後はつらいな…。」
そういえば、歌上手いのは知ってるけどカラオケ一緒に来たことないかもにゃ?
そして大石が歌い出すとまた固まるみんな。
バラードを歌う大石。
…やっばい、声…何かゾクッてきて内側をぐわってされる感じの声……何コレ…大石の声なんて毎日きいてんじゃんか…。
視線を少しずつ下にずらすと…
………う…待ってコレ、サイアク…。
気付いたら集まっていた熱。
だって俺にとっては腰にクる声だったし…!
……よく考えたらあっちもご無沙汰だったしにゃー…
もー…思い出すようなイイ声出すから大石が!
やっぱ付き合ってすぐの時より減ったし、最近特に都合合わないし…今日も夜は用事あるって……
これは…まさか欲求不満ってやつ…
とりあえず!不二とかならまだしも他の友達は大石と付き合ってることすら知らないし絶対からかわれる!
…だからまず。
「ちょ、ちょっとトイレ行ってくるにゃー?」
「いってらー。」
「早く戻って来いよー?」
みんなにバレないように部屋のドアから出る瞬間、
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