テニスの王子様
□mission1
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「いーぬいー！」
「何だ菊丸か。」
「なんだってなんだよー。あ！もしかして海堂かと思った？」
「菊丸は侮れない…。それで、用はなんだ？」
「その海堂との事で…ちょっと付き合い始めでうまくいってないみたいだから、この菊丸様がスペシャルな企画を持ってきたんだよーん！」
「スペシャルな企画…？駄目そうな確率87％…。」
「せっかく誘いに来たんだから聞けよにゃー。」
「…どういう企画なんだ？」
「タイトルは、試練を超えていけ！〜ミッションコンプリート〜！」
「副題まであるのか…。」
「内容はねー、まず参加者が乾と海堂、俺と大石、忍足と向日、宍戸と鳳。
乾、大石、忍足、鳳にメールでミッションがくるから、それを時間以内にクリアしていって、ラストミッションが終わる頃には乾達もラブラブになってるはず…。
ミッションはデートしながらクリアしていって途中でリタイアの人は強制離れ離れね。
場所は跡部グループの遊園地で、もちろんテニスコートもあって、貸切！
乗り物とか食べ物とか全部ただ！
どうどう？いい話でしょ？
もうエントリーしちゃったから拒否権はないけどにゃ〜！」
「まぁせっかくだから参加はするが少し疑問があるんだが。」
「何何？」
「ミッション内容は相手に知らせてはいけないのか？」
「そういう事！相手にバレないようにさらっとミッションクリア。」
「菊丸は企画してるからミッション知ってるんじゃないのか？」
「ミッションは白石に考えてもらって、俺は聞いてないよ？」
「白石！？何で白石に…？エクスタシーなミッションが出る確率73％……。」
「エクスタシーなミッションてなんだよ…ブフッ…面白いこと言わないでよ乾ー！」
「笑いすぎだ菊丸。今のは俺がおかしかった、すまない。
それで、遊園地はどこにあるんだ？」
「俺も知らないけど、家に跡部ん家の人が当日迎えに来るらしいから大丈夫。」
「最後の質問だ。この話は俺から海堂に言うのか？」
「うんにゃ。言っといたよ、乾とデートしてこいってだけ。
ミッションのこと全く知らないから気をつけてねー。」