テニスの王子様

□変装は案外バレない
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「ウフフフフ〜!」
「大丈夫か英二?」
「だってまさか大石が許してくれるとは思わなかったよにゃ!」
「俺だってたまにはハメをはずしたいときもあるよ...」
「いっつも真面目だからなー?」
俺がテンション高いのは今度土日に部活サボって大石とデート行っくからだよーん!
そういうトコ厳しい大石が許してくれるとは思わないよにゃ〜。
遊園地行くんだけど知り合いに会うと気まずいから変装していくことになってってもう!超嬉しい!
「じゃあ英二。明日の9時に迎えに行くからな?」
「りょうかーい!待ってるにゃ!」
〜翌日〜
ピンポーン
「ほいほーい!」
「おはよう英二。」
「おはよーっ!中入ってねーん!」
「おじゃまします。」
ドアに鍵かけて靴揃えて…って休日も緩まないなー大石は。
「じゃ俺の部屋いこー!」
「英二が俺の変装道具用意してくれたんだよな?」
「大石は俺の持ってきた?」
「もちろん。」
聞いて分かる通り、俺らはお互いの変装道具を持ち合ってきたんだよねー
「英二が用意したのって…このカツラ?」
「そう!絶対大石似合うよねー!しかも大石って絶対分かんないじゃん!」
俺が用意したのは黒髪のカツラ。
絶対かぶったらバレないよなー大石は!
「大石は荷物少ないけど…俺の道具ちゃんと持ってきた?」
「ほら。英二はこれで。」
大石が差し出してきたのは赤いゴムとピン止め。
「結ぶってことかにゃ?」
「英二も結んだらだいぶ分からないだろ?」
何気に俺の好きな色なところとか嬉しー…。
「じゃあさ!お互い見えないように変装してせーので見せ合おーぜ!」
「うん、そうしようか。じゃああっちでつけてくるよ。」
「ほーい。」
うわー...絶対大石かっこいいやつだ...!
俺もかっこよく結ばないとにゃ!
「おーいしー?準備出来たー?」
「あーうん。多分これでいいのかな?」
「じゃ、」
「「せーの…」」
「「…」」
.....!!!!
超超超超かっこいいよ大石…!!
「ッ〜〜!」
「超かっこいいよ大石っ!…どしたの?」
「…いや…可愛い過ぎてちょっと...。」
「な、恥ずかしい事言うなよっ!気まずいじゃん!」
はいはい…ファ○ク。(不二)
じゃあ遊園地行って来るにゃ!
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