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□2章
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ローズオレット邸
「犬の餌でも食ってろ ばーか」
「お嬢様お待ちください!!」
「わたしはシエルの世話になんかならない!!お金くらい自分で作れるわ!!」
ルイザはロシュマロにそう吐き捨てた
ロシュマロの隣にいたばぁやは必死でルイザ追いかけるが追い付かずにルイザの離れていく姿を見た
「あの事件さえなければ…お嬢様は今のようにはならなかったのに…」
ロシュマロはルイザが歩いて行った廊下を切なそうに眺めていた
「ロシュマロ、マシュマロたべるかい?私が作ったものだけれども」
「お母様…ありがとう」
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ルイザは1人中庭で青紫の薔薇を切なそうに眺めていた
「お父様……お母様…」