戦国
□Dear you・・・
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ねえ、君は
俺が死ぬとき
どう思うのかな。
俺が殺してほしいってねだったとき
君はどんな反応をするのかな。
「さ・・・すけ・・・。」
血まみれで、傷口が開いていて
もう息が途絶えそうで、苦しかった。
旦那・・・。お願いだから・・・。
「こ・・・ろし・・・て・・・。」
「え！？」
「俺・・・さまを・・・殺して・・・。」
こんな忍、もうこの世にいらない。
「佐助！！だめだ！それがしには・・・。」
佐助はぎゅっと幸村の手を握った。
「だん・・・なぁ・・・。俺様は・・・。
旦那がちっちゃいときから旦那を見てきたんだ。だからこそ・・・ここで・・・しっかりけりをつけてほしいよ・・・。」
今にも途絶えそうな呼吸で淡々と話した。
「・・・佐助ぇ・・・。」
戦場では少しの迷いも命取りだ。
ここで迷っていては佐助だけではなく、武田軍全員の命が散ってしまう。
幸村はゆっくり立ち、槍に手を伸ばした。
「旦那・・・。俺様そらでずっと
旦那のこと見てるよ・・・。
大好き・・・。」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」
佐助は息絶えた。
幸村の手によって。
しかし、死んだ佐助の顔は清々しい顔をしていた。
ねえ君は・・・。
俺が死んだら
悲しんでくれるのかな。
俺はいつまでも君の心に
いられるのかな。
次P反省会ｗｗｗ