千本桜
□奪われる
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チュッ……(Dキス)
「んっ……んんっ………////!」
ギンは、すぐに唇を離した。
つながっていた糸は、少しだけ伸びてから、すぐに切れた。
「んはっ……はぁっ……///」
「どうや?これでも、ウチのもんになる気にならん?」
ギンは、白哉に黒い笑顔で微笑んだ。
「き、貴様の、物になんか…なるものか………」
「……そうか、そんならお仕置きせなアカンなぁ〜?」
ギンは笑いながら白哉の死覇装に手を掛ける…
「朽木隊長!!!」
「れ…恋次……!」
ドアを壊す音と共に、恋次が入って来た。
白哉がいつまで経っても帰って来ないから、探しに来てくれたのだろう。
「久しぶりやねぇ、阿散井くん。でも今は邪魔しなや。」
ギンは白哉が抵抗しないのをいい事に、死覇装の中にスルリと手をいれる。
「ぁっ……んっ……ギ、ギン………///」
白哉はされるがままに、甘い言葉が口から漏れる。
「っ!咆えろ、蛇尾丸!!」
恋次はすぐに蛇尾丸を振るうが、ギンの神鎗で相殺された。
「射殺せ・神鎗」
その瞬間、一瞬にして伸びたギンの刀は、恋次に当る直前に恋次の蛇尾丸に弾かれた。
ギンが驚いているその隙に、白哉を姫抱きして瞬歩で消えた。
「あぁ、また逃げられた。ほんまに邪魔やねぇ…阿散井くん……」
ギンは諦めたのか、自分の隊舎に歩いて帰って行った。