千本桜
□貴方との出会い
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「何の用だテメェ…今俺ちょっといいこと言うとこだったんだぞコラ……」
怒る恋次に軽く引き気味に「お…おう…すまん…」と言い返す。
「ルキア…どこ行ったか知らねえか?」
いきなりの質問に恋次は「あ?」と一言しか言い返せなかった。
「なんだ!ルキアがどうかしたのか?!」
恋次はルキアを知らなかったようだったから「…い…いや…知らねーんならいいんだ別に…」とごまかしておいた。
そこに、三階まで自力で上がってきた織姫がヒョコッと顔を出した。
「黒崎く〜〜〜ん…三階の窓なんて登っちゃ危ないよ…」
いきなり顔を出した織姫に一護がかなりビックリしていた。
「うおっ!オマエこそ…てかスゲェな、どうやって登って来たんだ?」
と言いつつ、ここには用が無い事を改めて確信した一護達は、
「悪り!恋次!白哉!俺らもう行くわ!!」「お邪魔しました!!恋次くん白哉さん!」
と言い、また何処かに行ってしまった。
「………何だァ?あいつら…」
ふてぶてしく呟く恋次とは裏腹に、白哉は気難しそうな表情を浮かべていた。