ロイジニ30題
□05-遊びに行こう!
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次に向かったのはジェットコースター。途中で女性団体に声をかけているゼロスに遭遇した。
「しいな、どうしたんだろうな?」
「さあ? どうせゼロスがナンパ始めてキレてどっか行ったんじゃないの?」
まあ、恐らくそんなトコだろう。数分後、コレットとプレセアと三人でいるのを見た。
ジェットコースターには意外にもリフィル先生とリーガルも乗っていた。
「…リフィルがハマってしまってな。これで五回目なのだ。」
疲れたように言うリーガル。先生は遺跡モードのごとく目が輝いていた。
そして俺たちの番。
「いよいよだな!」
「う、うん…。」
ジーニアスの様子がどうもおかしい。
「なんだ、ビビってんのか?」
「ビ、ビビってなんかないよ!」
「ふ〜ん。」
「そういうロイドはどうなんだよ?」
「俺は全然普通だぜ?」
「ホントに〜?」
「ホントホント。」
『…発車いたします。』
「お、動き始めた…。」
順調に上っていくコースター。隣のジーニアスを見ると、目を閉じていた。完全にビビってんじゃん。
ギュッとジーニアスの手を握ってやった。こっちをチラッと見てきたけど、珍しく無抵抗で。つまり余裕がないってことか。
コースターが落ちると同時に、隣から、前後から、悲鳴が聞こえた。そして俺の口からも、悲鳴は出た。