厨二録

□キミと二人で
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正直言って驚いた
自慢じゃないけど私以上に彼が好きな人なんていないと本気で思ってたから

『幸村さん!結婚してください!』

久しぶりに掲示板の過去スレを読み返してきた
ひときわ目立つ
君のセリフ

すごいね。何回言ってるのさ
負けじとそれに被った私のセリフ

「幸村様、愛してます!」

ああ君の事を笑えない

笑顔でかわされてへこんだふりをして次を狙うあたしとへこみすら見せずにまた突撃していくキミ

それから…

画面に映った文字をなぞってみる

≪今、幸せですか?≫

私が打ったもの
当時は何も考えずにうちこんでいた
これにいつだって幸せだ、と返してくれたキミ

一度わざと君と二人しかいなかったときに
聞いてみた

それにいつもと同じスピードで返してくれた君
大した意味はないって分かってても嬉しかった




覚えてますか?

「まぁ、顔知らんけどw」


軽口のあとで打った私の言葉
あのときは何の話だったかな?
そりゃそーだって返した君と笑い合って
それに被るようにして入ってきた


「リアルで知り合いだと思ってた」

これ、どんだけ嬉しかったか知らないでしょう?
第三者からそう見えるって相当仲が良くないとダメ、そうでしょう?
だから本当にうれしかったんだ
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