□プールへ行こう!
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ザバーン

ザバーン

ピヨピヨ ピヨピヨ

「これは・・・・・・・夢かな?」

『現実だよハルヒ』

「ここは日本で熱帯には属さないはずだけど・・・・・」

『気にしたら終わりだよハルヒ』

「ごらんハルヒ 未織
南国の鳥さんたちがいるよ

綺麗だね なんていう鳥だろう」

「出口はどっちでしたっけ?」

「こういう他愛無い時間を過ごすのも悪くないな
日夜美しさを磨く俺達には大切なことなんだよ」

「無駄かつ無意味なんで帰ってもいいですか?
勉強したいし
それに今日は洗濯しなきゃいけないんで

大体ここはどこなんですか?」

―――少し前―――
ハルヒversion

「捕獲」 「完了!」

「えっ!?」

「よし連行しろ」

「「了解!」」

「ちょっと・・・・・
いやだぁぁぁぁぁ!!!!」


未織version

「未織ちょっといいか?」

『なんですか鏡夜先輩』

「ハルヒが連れ去られたんだが・・・・
お前はどうする?」

『えっ!?何処に!?』

「プールに」

『は・・・・・・?』

「それも環と双子だ
無事かな?ハルヒは」

『・・・・・・・』

遠まわしにおまえも来いといっているのか?

はぁ

『いけばいいんでしょ 行けば』

「そうかお前も来るか
よし 俺の車に乗れ」

『はーい』


――― 回想 終了 ―――


「ここはうちの鳳グループが手立てているテーマパーク
熱帯アクアガーデンだよ」

「だって鏡夜先輩の家は医療関係の仕事だったはずですが?」


「まぁ多角経営というやつだ
まぁここは医療関係といっても過言ではないな
ストレスや閉塞感に悩んで
開放的な南国に行きたくても
経済的にいけない人はたくさんいる
ここはそんな人たちの良療にもなるんだよ
わが鳳グループはいつも人の幸せを願っているからね
オープンするのは来年からだが
今日はホスト部貸切の特別招待だ」

「おだやかな気分だ
今回だけはサービスしなければならないお客様もいない
まさに美少年戦士の休息といったところか」

「そうですか・・・・・・;」

「はーるちゃんvv
未織ちゃんvv」

「はい?」 『なんですか?』

「ココナツジュース飲むぅ?
それともマンゴーケーキ食べる?」

「えっとじゃぁココナツジュースを」
『俺もそれでv』

「はーいvv」

「ハルヒ!未織!ウォータースライダー行こうぜ!」

「つーかお前達そのパーカ姿はなに?」

「これは・・・・・」

―――ほんの少し前―――

「「じゃぁこの子たちよろしく」」

「かしこまりましたv」
「さぁ・・・・こちらへ(ニヤ」

「ちょっと!」
『自分で着替えるから!』

「そちらの部屋で水着がご用意されてありますからv」

「「好きなの選んでいいよー」」

「「さぁ!お選びくださいv」」

「いやいいです水着なんて」

『うわぁvvこれ可愛い―vv
これ着てもいいですか?vv』

「「どーぞどーぞvv」」

「未織・・・・・・;」

「「さぁさぁ!藤岡様も!」」

ガチャァ

「『先輩?』」

「はやくこのパーカーを着ろ
女の子がお肌を見せていいのは
お嫁に行くときだけだ」

――――――


「で 脱がないのか?」

「もしかしてカナズチ?」

「人並みには泳げると思うけど
こういうところあまり興味ないし
遊ぶなら早く帰りたいんだけど」

「でもあそこのひとどうすんの?」

『わぁ!冷たいvv』

「・・・・・・はぁ」
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