★じゅんじゅんと夢の世界へ★

□契約
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私が上がったころには淳は寝ていた

「ごめん長くなった」

「いーよ。女の子のお風呂は長いもんね」

私はオレオにドライヤーを当てていた

でもオレオはしっぽを振って早く研二のとこに行きたがっていてなかなかドライヤーをかけることができない


「ねーオレオがドライヤーかけさせてくれないんだけどどーしたらいいかなぁ?」

「俺がするから淳起こしてて」

「うん。ありがと」





淳の寝息は規則的にスースーと音をたてていた。改めて見るとやっぱりかっこいいなぁ……


あっ!起こさなきゃ
ついつい淳の整った顔に見とれてしまった


「じゅーーん。おーきーてー(ユサユサ)」

『うーーんっ(ぱちっ)??華凛?』

……誰?華凛?

淳がつぶやいた名前が頭のなかでグルグルまわる

聞き覚えのない名前

淳の彼女さんなのかな?


「おまたせーっ淳くん起きた?ん?まだ寝とるーっ!じゅーーんおきてー(バシッ)」


『………ってぇ!もっと優しく起こせっ!!』

「ふろ入ってくれ」

『おう』


そう言うと研二に叩かれた頭を押さえながらお風呂へ向かう淳。

結局聞けなかった……







  
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