ショート
□幼き約束
1ページ/4ページ
ずっと・・ずっと・・前世から・・ずっと・・・
好き・・・大好き・・
忘れちゃったの・・・?
"大きくなったら、俺と結婚する"
『渡狸〜お腹すいた・・・。』
「あぁ?じゃぁ、これやる!!」
『ん!!これは・・・"苺スペシャルスウィートキャンディー"!!』
「そんな名前長ぇのか・・」
『うん♪これ、レアでなかなか売って無いんだ〜ありがとう!!』
「お・・おう・・///」
照れて下向いちゃってる渡狸、
不良だ!!っていきがってるけど、
その辺の不良とは比べ物にならないほど優しい
『今日の帰りさ、夏残さん達に内緒で買い物行こうよ!!』
「おっ、良いなそれ!俺買いたいものあったんだ」
いつもの通学路、いつも渡狸と一緒に通っている
渡狸は小さい頃からずっと一緒で、
いわゆる幼馴染って奴、
「なぁ、名前」
『何?渡狸』
「お前、SSと上手く行ってるのか・・?」
『あぁ・・一応うまくは行ってるかな、渡狸心配してくれてたの・・?』
「べ・・別にそんなんじゃねぇーよ・・//
ただ、お前のSS・・か、カッコいいから
お前、惚れてるんじゃねぇ−かなとか思って・・」
『そ・・そんなわけない!!
渡狸・・昔の約束忘れちゃったの?』
「昔の・・約束・・?なんだそれ、」
泣きそうになった、私がずっと大切にしてきた渡狸との約束、
それを忘れてる・・。
「おい、名前!!」
いつの間にか走り出していた、
学校についてもずっと走って、
教室を通り過ぎて
いつも、渡狸とご飯を食べる屋上に来ていた
→