ショート

□素直になろう?
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『ちょっと!!杉田さん、私のゲーム勝手に進めないで下さい!!』



まただ・・勝手に・・



「えぇ〜良いじゃないですか、減るもんじゃないし」

『甘えないで下さい!!』



只今とある人気アニメの収録中。

杉はいっつもこれだ・・誰がなんと言おうと・・・なんとかしてほしいものだよ・・・



「そう言いながら〜進めてくれて嬉しんでしょ?苦戦してたくせに〜w」



この〜中村君の前でしか見せないような笑顔で・・・反則だよ・・・



『そ・・そりゃ・・苦戦してましたけど・・・けど・・・ヒドイです!!』

「お・・おい・・名前!!」



解らないけど、スタジオを飛び出していて

どこに行くかも決まってないのに、とにかく走って

もしかしたらって、後ろ見ても・・

探しに来てほしい人は来ない



『ゲームじゃないし・・・やっぱりそんなことはないか・・

あっちは、収録中だしなぁ・・銀さんだったら来てくれるのに・・・・』




無理だと思いながら、杉が演じるキャラの名前を出してみる

そしたら・・




「ったく、ハァ・・どこに行ってるんだよ・・バカ・・・悪かったよ・・・」



望んでいたことなのに、何かあり得ないし・・ビックリしちゃうよ・・




『何で居るの・・?』



泣きそうな目で杉に聞く、




「何でって、来てほしかったんだろ?俺に」



やっぱり、この人はおかしいよ・・・考えはお見通し何だね

私は杉のこと全然見えないけど・・・じゃぁ・・




『わたしの考えてることわかるの?』

「う・・まぁ〜な・・




たださ、一つだけ解らないことがあるんだよなぁ・・・」

『へ〜どんなこと?ゲームのこと?あっ、アニメのこととか?』


「いや・・・









俺への気持ち・・・・・」









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