ショート
□帰り道
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『ハァ・・』
学校の帰り道、ただいつもどうりってわけじゃないけど
いつもの道を歩いてく
『何で、何で・・・』
「どうかしたの?苗字さん」
『へ・?神谷さん?』
「そう、神谷だけど・・だから、どうかしたの?」
たまに同じ現場になると一緒に帰るけど、
そこまで親しい仲ではない
ただ私は、そんな彼に特別な感情を抱いている
『えっと・・欲しいCDが売ってなくって・・』
「そんなことで落ち込むわけ?」
『むぅ・・そんなことって、酷い!』
うぅ・・変に思われたかなぁ・・・
でも、私にとっては大事なこと
あなたの声がいつも聞きたいからだよ?
「で、誰の曲だよ」
『・・・・・・』
これ言える!?神谷浩史さんの・・・って言えるわけないよ
だって、本人目の前にして!?
あり得ないよ・・・
神谷さんが・・・
現場でもあんまり話さない神谷さんと話してる事がまず、
あり得ないんだけど・・
「何?言いたくないの?・・やっぱり、俺じゃ言いにくいのかな・・」
『そんなことないです!!ただ、恥ずかしいというかなんと言うか・・・』
「?」
可愛い・・//頭にはてなマーク浮かんでるよ、
『か・・・』
「か・・?」
『か・・神谷・・・』
「・・・へ・・?」
『神谷浩史さんの・・・【虹色蝶々】が、欲しいのに、売り切れてて・・////』
ごっつ恥ずかしぃ
もう嫌だよぉ・・神谷君顔伏せてうずくまっちゃった、
呆れてる?
それとも、こんなのがファンでショック?
普通のファンなら予約するよなぁ・・・
私のバカ・・今絶対に顔真っ赤だよ・・・
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