ショート

□どっち?
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只今神谷さん宅

ソファぁの上で2人並んでる状況

神谷さんは台本をずっと読んでる

表紙からして、デュ○ララ!!のようだ。

同じく私も台本を読んでいる、デ○ラララ!!の、



『神谷さん・・』

「ん・・なに?」


台本から一再目を離さないで、返事だけ

まぁ、そんな演技に対する姿勢に惚れたのですが・・

最近はそっけない、


『何でもない・・です・・。』

「そっか」


気にしてくれもしないのか・・

 [にゃぁ・・〜]


「にゃぁさん〜やっぱり、にゃぁさんふかふかだなぁ・・」


ぎゅぅ、とにゃんこ先生を抱きしめる神谷さん、可愛すぎます!!

じゃなくて、にゃんこ先生にはあんなにかまって、抱き締めるのに・・

私には何もないんですか!?

せっかく神谷さんの家に来たのに・・


『神谷さん・・私帰りますね邪魔になりますし・・』

「ふ〜ん、じゃっ、バイバイ」


冷たいっ!!冷やCです!!



『大っ嫌いです!! 神谷さんの馬鹿

ツンデレ!!

死ね!!

にゃぁさんばっか・・!!

可愛すぎるんだよこのやろーー!!』


そう言い残して、神谷さん宅からダッシュで逃げる

やけくそになった・・聞こえてもどうせ追いかけてくれない

こんなんだったら、付き合わなかったらよかったよ


「ハァ・・ハァ・・へ〜それが本音なわけ?」

『へ・・?』


振り向くと、息を切らした神谷さんが居て・・


『何で居るんですか!?』

「それって・・帰れってことかい?」


『いいやぁぁ・・そいうわけではないのですがね〜』


「ってか・・何で泣いてないの?
彼氏が追いかけて来たんだよ!?普通は泣くところでしょ!!」



なんという要求をしやがるコイツ!!

泣けばいいのか?泣かないといけない空気なのか?


『嫌だよ・・何で泣かなきゃ・・追いかけて何て言ってないし!!


来なくてよかったんだよ?にゃぁさんとずっと居れば良いじゃん!!』


「そっか、じゃぁいいよ
帰るからさ〜でもさぁ〜





ここは、『私とにゃぁさんどっちが大切なの?』
ッて言うところだよね〜」



『そうだね、そう言いたいところだけどさ、

結局にゃぁさんの方が大切なんでしょ?

だったら聞く必要なし!!』



バイバイ、
一言残して帰る

もう、

追いかけてこない

来てほしいって少しでも思う自分は馬鹿だ
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