ショート

□君との距離
1ページ/3ページ

名前は人気声優

俺より後にデビューしたのに

いつの間にか人気になっていた

今日だってデートの予定だったのにイベントで潰れるしさ・・


「ねね〜神谷さん名前ちゃんのイベント行きましょうよ〜友達Aちゃんも出ますし〜」


なんだよ、小野君が友達Aのこと好きだからだろ


『俺は良いよ、小野君一人で行って来れば』


「愛しの名前ちゃんも出てるじゃないですか〜見に行きましょうよ〜」



ニヤケながら俺の体をメッチャゆすってくる小野君、

本人は気付いてないかもだけど、相当気持ち悪いよ・・


『小野君気持ち悪い、確かに名前出てるけどさ・・』



その日名前が出てるイベントは[お姉さま、私を愛して]のイベントであり、

変態達が集まっている

そんなところに、この変態同然の小野君と行けと!?


「まぁまぁ、行きましょう!!」



無理やり連れ出された・・・小野君の馬鹿

名前が他の男に見られてるところなんて見たくないよ





〜イベント会場〜

「皆〜今日は来てくれてありがとう!!」


名前が話すと会場が一気に盛り上がる

と言うか小野君、君何でチケット2枚もあるのかな・・絶対俺を行かせる気だったな、


「名前にゃん可愛いな〜」


『”にゃん”とか気持ち悪いよ、いつも以上に気持ち悪い小野君』

「ひどっ・・名前にゃんの愛称ですよ?」



知ってるさ、それくらい・・

でもさ、何か嫌なんだよ俺以外が名前の名前呼ぶなんてさ




             ****


舞台袖でこのイベントで共演してる友達Aちゃんが、

ニヤニヤしながら近づいてくる

「ねぇねぇ・・名前あれ神谷さんじゃない?いいね〜彼氏連れ♪」

『え?神谷さ・・ん・・?何で居るんだろう・・』



いつもは来てくれないのに、今日に限って、
こんな恥ずかしい衣装来てるの見られたくないよぉ・・・/////


「神谷さん、この衣装最高じゃなっすか?制服なのに、スカートめっちゃ短いし

胸が強調されるようにさ・・・・」

『小野君うるさい、』

「ひどっ、殴られた・・神谷さん今日狂暴です!!」



あ、無意識で殴っていたみたいだ、ゴメンオノクン



「でも、神谷さん顔真っ赤ですよ?」

『うるせぇーよ・・///』



確かに可愛いよ、あの衣装は名前の魅力を最大限に引き出していると思う!!

じゃねーよ・・

「名前にゃ〜ん」って言う人の声に笑顔で答えてる名前、何か空しい名前が遠い




次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ