cosmos
□ドラクル城
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秋『ここどこ・・・?』
気が付いたら知らない場所にいた
う「変身が解けてる!!」
ち「ここは?」
衛「ドラクル城!!」
星「ドラクル城って日本にある?」
衛「いや違う本邸の方でトランシルバニアにあるんだ」
大「トランシルバニアですか?」
秋『また戻ってきたの・・・?』
ヴァ「ようこそわが実家へ!!」
ヴァンピールさんが大げさに言う
秋『何でダーク・カインの霊廟じゃないの?ヴァンピールさん?』
ヴァ「父上は何も教えてはくれぬこの城の謎も」
そういってヴァンピールさんは私の頭をなでた
亜「亜美ちゃんたちは?」
ちびうさちゃんの言葉をさえぎるように衛さんがちびうさちゃんをよける
ヴァ「銀ずいしょうを渡せば救えると思ったか」
う「でも!!」
ヴァ「お前はいつもそうだすぐ戦うことをためらうその甘さが周りの者を傷つけている!!」
秋『ヴァンピールさん・・・』
ヴァ「やるまえにやれば傷は少なくてすむ」
う「私・・・そんなに強いかな?」
星「お団子・・・」
う「いつもいっぱいいっぱいで頑張ってるんだけど・・・うまくいかない」
ヴァ「お前には銀ずいしょうがある!!」
う「それだってうまく使えないんだよ?」
ヴァ「話にならんな・・・」
う「一生懸命・・・一生懸命やってやっと銀ずいしょうが答えてくれる・・・それも本当はどれだけのちからがあるのかわからない」
秋『それはあなたの力不足なんじゃないの?』
星「秋桜!!」
私の発言にみんな驚いたけどうさぎちゃんはなにも言わなかった
う「たとえば私じゃない人が持ったらどうなんだろう?」
衛「うさ・・・」
う「だって!私みたいに泣き虫じゃなくてもっと強い人が持てばもっとみんなを助けられるかもしれない!!いつもそう思うんだよ・・・きっとみんなが楽しくないのは私のせいなんだって・・・」
ヴァ「お前は良いな・・・だから仲間が集まるきっと・・・私が銀ずいしょうを持てるか?」
う「きっとあなたが持てば!!」
ヴァンピールさんは静かに首を振った
ヴァ「いいか?お前が銀ずいしょうを選んだんじゃないきっと・・・銀ずいしょうがお前を選んだんだ・・・お前を見てるとそう思うこの冷血な体にまでそのあったかさが伝わってくるからな・・・」
秋『ねえあなたが銀ずいしょうを持ってなかったらどうなったの?亜美ちゃんたちに出会えた?それにそんなに甘ったれないで・・・』
大「秋桜・・・」
秋『私だってみんなに迷惑かけてばかりだけど私はわたしなりに頑張ってるわ!あなたはただ自分ができないことに甘えているだけよ・・・』
う「秋桜ちゃん・・・」
ヴァ「ほほえましいな・・・それに比べ氷より冷たい絶対零度の存在・・・誰だかわかるか?」
秋『絶対零度の存在?』
ヴァ「私の父親だ!!」
う「そりゃドラキュラだから!!」
ヴァ「それだって零度だろ?あいつは−273,16だ!!」
夜「細かっ」
ヴァ「宇宙空間だってあいつよりあったけえよ!!」
ち「ぐれちゃったの?」
ヴァ「かなりなまあ協調性がないのはしょうがねえよほらああいう人間だからな〜だけど話は聞かねえ、秘密は教えねえ、女に興味はねえ、なおかつ子供が大っ嫌い?希望っちゅうもんがねんだよな最悪っちゃあ」
衛「カインの兄弟だからな・・・」
う「それを言っちゃあおしまいだって」
ヴァ「まあな・・・隠れろ!!」
星「自分ちじゃあねえのか?」
ヴァ「メンツがねんだよ!早く!!」
物音がしてみんなでフラスコの後ろに隠れるすると誰かが来た