cosmos

□誘拐・・・
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秋桜がキンモク星に来てから1か月が経った

その間に徐々にファイター達とも打ち解けていっているみたいで火球は安心していた

ただ1人を除いて・・・

ファ「ねえ、秋桜?」

午後にティータイムを一緒にしていたときにファイターにきかれた

秋『なあに?ファイター?」

ファイターとメイカーにはなつくようになった秋桜

今では怯えた目はしていない

ファ「あなたって何歳なの?」

前々から思っていたことを訪ねてみる

秋『あれ?知らなかったの!?』

メ「確かに聞いてなかったわね・・・」

秋『・・・12歳よ・・・』

顔を赤くしながら言う

ファ・メ「ええ〜〜!?」

2人はビックリした

こんなに大人びているのに12歳?

秋桜は年齢よりも老けてよく見られる。
身長も12歳にしては大きいし頭だって良い

黙っていれば12歳にはみえないものだ


ファ「まさか年下だったなんて・・・」

地味にショックを受けているファイター

そんなのほほんとした会話が終わると1人で散歩をしに行った


秋『あ〜良い天気!』

お城から少し離れたところには秋桜が大好きなコスモスの花畑がある

秋桜はしょっちゅうそこに行っていた


秋『ふぅ・・・やっぱりここは落ち着くな』

ただじーっとコスモスの花を見つめていると


?「おやおやこんなところにいましたか」


聞き覚えのある声・・・

振り向くといつかの茶色の服を着た男が立っていた


秋『なんですか?人を呼びますよ!!』

?「呼べるものなら呼んでみなさい・・・ふふふ」

叫ぼうと立ち上がった瞬間


秋『誰・・・か・・・・』

気を失ってしまった

薄れていく意識の中で叫んだ


秋『ファイター!メイカー!お姉さま!ヒーラー!助けて・・・』

ぐったりとした秋桜を持ち上げて歩き出す
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