hp Dream Novel
□リク+フレジョ甘夢/双子だって
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クディッチの試合の前日。
「「さぁ〜賭けた賭けた!」」
毎度毎度聞き覚えのある声が今日も響きわたる。
ジルは聞こえないフリをしてそのまま歩き続けた。
「「ジル!」」
ぴたっと足を止め、ジルは振り返る。
「なぁに?フレッド、ジョージ。」
「明日のクディッチさ」
「グリフィンドール対レイヴンクロー!」
「「もちろん賭けるだろう?」」
瞳をきらきらさせ、派手な箱をジルの目の前に差し出す。
そんな2人とは逆にジルはやれやれという表情をした。
「1クヌートでいい?」
「「おいおい冗談だろ?」」
2人とも同じ表情、同じ動きをする。
今更って感じだけど、さすが双子。
「ふふ、悪いけど私このあと授業があるの。…ほら、ジニーだって呆れてるわよ。」
「いいさ、いつものことだから。」
「もう慣れっこさ。」
フレッドとジョージはくるりと振り返り、また商売を始めた。
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