hp Dream Novel

□大人シリウス夢/マーガレット
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大きな草原と森との間に、明かりのともった小さな家があった。この辺は住宅街もなく、夜になると辺りが真っ暗だ。
しかし、今日は小さく浮かんだ灯りが緑の生い茂った地面を淡く照らしていた。


 コン、コン、


ドアをノックする音が聞こえて、ジルは小走りでドアに駆け寄り、扉を開けた。


「リーマス!」

「ジル。」

「久しぶりね!」


2人はお互いに抱きしめあった。リーマスとは連絡は取り合っていたが、直接会うのは本当に久々だった。

ホグワーツの頃の友人に会え、嬉しさで笑みがこぼれた。


しかし、見ないうちに、なんだか傷が多くなっているような気がする。しかも、少しやつれて・・・・

リーマスはホグワーツの教員になったと聞いた。まさか向こうで何かあったのでは・・・?


「…さぁ、あがって!」

考えるのをやめ、ジルはリーマスの腕を引き、テーブルへ誘導した。
そのままジルはキッチンへ移動し、ポットでお湯をわかす。

「…ジル、」

「何?」

「手紙のことだけど、」

「・・・・・・・。」

ジルはリーマスに背を向けたまま、手だけを動かした。

「いろんなことがありすぎた。何から話していいのかわからない。」

ジルはパッと振り向き、下を向いているリーマスに気がついた。

そんな姿を見ると、悪い予感しかしない。

「…ゆっくりでいいわ、…全部話して?」

ジルがリーマスと合い向かいのイスに座ると、リーマスはうなずき、ゆっくりと話し出した。



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