REBORN!※1

□会いたくて
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『 二年A組沢田綱吉、至急応接室まで来なさい 』


それは4時間めが終わりお弁当を食べていた時のことであった。


俺を呼び出したのは現在同棲中である恋人の雲雀恭弥さん。


彼は並盛中学校の風紀委員長でもあり、大概は応接室で仕事をしている。


彼が俺を呼び出すことなど滅多に無いのだが―…。


(なんだろう…用事なら家でもいいのに)


まあ、なんにせよ雲雀さんに会う口実が出来て嬉しいのがほんとのところだ。


一緒にお弁当を食べていた山本と獄寺くんにちょっと行ってくると言い置いて俺は教室を後にして応接室へ急いだ。


廊下は走ってはいけない―――そんなルール誰でも知っている、がもどかしい。


急がずにはいられなかった。


扉の前で少し乱れた呼吸を整えてからそっとノックをして開けて、入る。


応接室内はとても涼しくて、急いだことによりかいた汗も一瞬で引いてしまった。


『こんにちは雲雀さん。どうしたんですか?』


彼は仕事机では無くてソファに座っていた。


『やあ綱吉。呼び出し?ああ、あれは口実だよ』


くすりと笑って隣においでと手招きする。


 
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