短編小説

□素直じゃない僕とネックレス
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帰りの飛行機の中、隣に座った涼介が、

「これお前にやる」

無造作にバッグから取り出した包み。

中を開けたら、 さっき僕が迷ってたネックレス。

思わず「えぇ?!」って驚いちゃった。

「買ってくれたの?」

「そっちのが似合う」

照れくさそうに涼介が言うから、僕もますます照れた。


嬉しくて心は飛び上がってたけど、やっぱり素直にはなれない僕は

「ありがとう〜」

って言ってすぐにバッグに入れちゃった。


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