短編小説

□目の前の君と携帯メール
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いつものカフェ。

向かいに座る知念がテーブルに両肘をついて携帯メールを打っている。


俺といるのに誰にメールしてんだよ・・・

イラついてたら
俺の携帯に着信あり。

知念からのメールが届いてる。


<いつもありがと>


「・・・口で言えよ」

<やだ>

「せめて絵文字 」

<ハート>



じゃ、俺からも仕返し

<愛してるよ、侑李>




返信がないので知念の顔を見たら、赤い顔して、口をとがらせて、

「口で言えよ・・・」

って小さく呟いた。





「目の前の君と携帯メール」おわり

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