短編小説
□目の前の君と携帯メール
1ページ/1ページ
いつものカフェ。
向かいに座る知念がテーブルに両肘をついて携帯メールを打っている。
俺といるのに誰にメールしてんだよ・・・
イラついてたら
俺の携帯に着信あり。
知念からのメールが届いてる。
<いつもありがと>
「・・・口で言えよ」
<やだ>
「せめて絵文字 」
<ハート>
じゃ、俺からも仕返し
<愛してるよ、侑李>
返信がないので知念の顔を見たら、赤い顔して、口をとがらせて、
「口で言えよ・・・」
って小さく呟いた。
「目の前の君と携帯メール」おわり