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□恋する瞬間
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「いやぁぁぁぁあ!!!来ないでください!私の半径100b以内には侵入しないでーっ!!!」
ここはトレーニングルーム。
そこに響く叫び声の持ち主は 名無しさんだ。
彼女はかなりの男性恐怖症で、子供と老人以外の男性は受け入れられないらしい。
そんな彼女にも、1人だけ大丈夫な男がいる。
「おー、何叫んでんだ?」
「おじさんっ!!!」
そう、それはワイルドタイガー異、虎徹のことだ。
「なんだ、 名無しさん。何かされたのか? 」
「ぼ、僕はただ…日本について 名無しさんさんと語りたいと思って… 」
慌てて否定するのは、イワン。
「だっていきなり肩叩くから!しかもイワンくん男なのに!私、おじさん以外の男は無理なのぉぉ!!!」
再び叫びながら虎徹にコアラの如く巻き付く。
「特にイワンくんみたいな綺麗な顔した美少年とか無理!あとバーナビーさんとか!」
イヤイヤと、まるで子供のように頭を左右に振る 名無しさんに、虎徹もイワンも溜め息を吐く。
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