冗談

□一つ屋根の下C
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「ライト君、これは世に言う反抗期でしょうか?」

「ニートは内弁慶だからな」

「くれるんですか、くれないんですか」


竜崎は反論することにした。

「ニア、却下です!!」

「ありえません」

「お金は働いて稼ぐものです」

「それでは筋が通ってません!…時間の無駄ですね」


キュピーーン++

突如、ニアの背後が疾走感丸出しの画面になる。






「決着を付けます」



竜崎の発言力が0になった!


「何だか発言する気が失せてしまいました…仕方ない、少しだけですよ」

「竜崎!?」


竜崎はいそいそとポケットから小銭を出し、ニアに手渡してしまった。


「やったー。ありがとうございます竜崎。恨むならワタリを恨んでください、では」




「さあ、ライト君、キラゲームに戻りましょう。次は私の番です」

「あ、ああ…」








◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「やりました、これでまた林檎頂きです」

「竜崎さん、すごーい」

「メロが使用可能になったな」



ガチャッ



「よぉ、俺、俺」

「ああメロ、今君が使用可能になったところだよ」

「そうか、よかったな。それより、金くれ」


「!!…さ、さっきと一緒のパターンだぞ、竜崎?」

「今度はライト君が戦って下さいよ」


「よこすのか、よこさねえのかどっちなんだ」

「…悪いが、それはできない」

「下らない発言だ」

「自分の考えには自信がある」

「俺の考えのほうが正しいと思わないか?」

「ここで争っても解決にはならない!」

「ふざけた奴だ!!」



キュピーーン++

突如、メロの背後が疾走感丸出しの画面になる。






「あんたは俺の言うことを聞くしかない」



月⇔メロの信頼度が100になった!

「分かった。君を信じるよ…魅上の部屋のパソコンの裏に奴の貯金箱がある」


「ライト君!?そんな重要な情報をどうしてメロに…」

「ありがとよ。まあ、恨むならニアを恨むんだな」




「さあ、竜崎、次は僕の番だよ。どいたどいた」

「はあ…」









◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「きゃーっ、林檎取ったぁ〜ミサ凄くな〜い?」

「ライト君、今日は釣り大会ですよ」

「よっしゃ〜スズキ釣るぞスズキ!」


「ちょっとぉ!なんでど▲ぶつの森してんの!!」

「だってミサ、なかなか勝たないじゃないか」

「そうですよ、待ちくたびれてしまいました」

「あ、ねぇ、魅上が使えるようになったの、魅上が!!」
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