冗談
□ミカミンB
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心を何に例えよう…
鷹のようなこの心…
心を何に例えよう…
空を舞う様な悲しさを…
――――――テルーの唄
松田「今日もやって参りました、ローカルラジオチャンネルミカミンチャンネル〜」
ミカミン「チャンネルを二回も使うな、頭の悪い」
松田「……もっと他に言うことないかな?」
ミカミン「オープニング曲がいつもと違う」
松田「ああ、それはほら…今、流行ってるじゃん、ゲド戦記。だから、テルーと照をかけたわけなんだけど…」
ミカミン「削除。では今日のお便りは」
松田「狽ソょ、はぐらかさないでよ、ほら僕新顔じゃん、ね?」
ミカミン「SPKはどうした」
松田「何か今日のお便りに関係あるとかで…代わりにこの」
ミカミン「そう、そのお便りがこれだ。読み上げよ」
松田「(泣)……ビバリーヒルズ在住のH・リドナーさんから」
ミカミン「卑猥なラジオネームだ。怪しい、削除」
松田「いやいやイニシャルだし!」
ミカミン「…嬉しそうに読み上げる貴様もどうかと思う」
松田(ひいぃ…何か嫌われてる?やりにくいったらないよ)
松田は閃いた。
松田「そうだ、いつもみたいに、ここでCM!CM行こう!」
…………………。
ミカミン「何をしている。さっさと読み上げよ」
松田「あ、あれ?おかしいな、CM…;」
ミカミン「下準備もなしにCMが入るわけが無かろう!
…貴様、私の補佐である自覚があるのか?コアなファンを得て着実に成長してきたこの番組の質を下げているのが分からんのか?」
松田「はぁ…」
改めてジェバンニの苦労を知る松田。
ミカミン「……あまり目に余るようだと、私の親衛隊が動き出すことになる」
松田「親衛隊?」
ミカミン「ミカミン隊と言って、崇高なる思想の持ち主のみで構成された部隊だ」
松田「はぁ…そうすか」
何となく話が長くなりそうだったので、松田はお便りの続きを読むことにした。
松田「"ミカミン、こんにちは。いつもうちのジェバンニがお世話になってます。…ところでそのジェバンニなんだけど、今でこそいい奴扱いされてるものの、最初はメロもびっくりの悪役キャラだったのよ。一体どこで路線変更したのかしら。ぜひ調べてほしいのだけど"…だって」
ミカミン「驚いた。奴め、魅惑のキャラ変えを経験していたのか」
松田「そんなに変わったんすかねぇ…」
ミカミン「ではここで照にテルしてるのコーナーだ。真偽の程を確かめるため、奴の上司と電話がつながっている」