マンキン夢小説

□節分
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「鬼は外!!」

いきなり目の前に現れたパッチ族の少女に豆を投げつけられた。オパチョより3,4歳歳上だろうか?面識はないが彼女は僕に恨みがあるらしい。睨み付けられている。

「貴様、ハオ様に豆を投げつけるとは何事だ!!」

とりあえず怒り浸透中でウザいラキストを黙らせると僕は彼女に問いかけた。

「今日は節分だったね。僕が鬼役なの?」

オパチョにするように彼女の目線に合わせてしゃがみこむと、彼女は僕を睨んだまま両目から大粒の涙をポロポロ流し始めた。

「お前はシャーマン以外の奴を殺すと言った!だから鬼だ!!」

「君は人間が好きなの?」

「私のお母さんは偶然シャーマンの力を持って無かった。それだけなのに疎まれて、皆に邪魔者扱いされてる。そんなお母さんを殺そうとするお前なんか死んじゃえば良い!!」

聞き慣子どもらしいストレート言葉。なれてるはずの罵声が妙に突き刺さった。心が痛い。

「君と僕は似てるようだ。」

僕の母も皆から疎まれ憎まれ最終的には殺された。僕はそっと彼女を抱き寄せた。今にも折れてしまいそうなほど、か弱く小さかった。


「止めろ!!離せ!!私に触れるな!!」

僕の体を叩いて逃れようとする彼女を更に強く抱き締めた。









『今だけは僕の中に住む鬼は出ていったようだ。』



*-*-*
節分だというのに夕方になって気がつきましたWw
女体化ハオ様を中断して書きましたよ♪

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