関係ない、そう言ってくれたのはあなたでした。
□世の中色んなお巡りさんがいるようです
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2話
【世の中色んなお巡りさんがいるようです】
【沖田視点】
「おい総悟。通報があった今からちょっと行ってこい」
「はあ?なんででさァ。死ねよ土方」
「てめーが死ね。どうせサボってんだろ?窃盗犯だと。少しは仕事しろ」
ポカポカ陽気の下。
木に登って寝るという仕事をしていれば、土方が来て仕事行けと言ってきた。
「俺ァ暇じゃねェんでさァ。皆が励んでいる分の休憩を代わりに取ってやってる最中なんでねィ」
「それをサボりっつーんだろ!!」
良いから行けッと、木を蹴りとばす土方コノヤローに俺は落ちる前に木から下り、隠し持っていたバズーカを三発ほどお見舞いしてやった。
「総悟おおおおお!!てめぇえええええ!!!」
「んじゃ、いってきやーす」
俺はバズーカを肩に背負ったまま適当に隊士を集め、去り際にもう一発土方にバズーカをぶっぱなし、通報場所へと向かった。
――あー、スッキリしねぇや。マジ妖魔呼び出せねーかなちくしょー。
つーか死ね土方。
「ここです沖田隊長!」
キキッ、とブレーキがかかり到着したのはなんの変哲もないただのコンビニ。
「ちっ、めんどくせーの押し付けやがって」
来んじゃなかった。
そう思いつつも後で土方が煩いのを考えたら、手っ取り早く終わらせる方が早いと思った。
「沖田隊長!自動ドアが内側のレールに商品が挟まって動きません!」
「……しゃーねえ」
チャキッ
「えっ、ちょ、沖田隊長?」
「何でィ」
「いや、何ってそれ、まさか……」
カチッ
ドオオオォォォン!!
「「「何してるんすか沖田隊長おおおおお!!!」」」
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