未来のトップアイドル☆
□はじまり
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『んくっ、このドーナツ美味しいっ
誰からの差し入れかなぁ? あ、カメラマンさんもお一つどうですか?』
<いただきます>
**いっぷく**
<アイドルになろうと思ったきっかけは?>
『んー、特にないですね
あ、伊織とは家の関係で昔から友達だったんですよ
それで伊織が一度アイドルになるって言ってたから私も応募してみようかなって』
<ではやはり海愛さんは海愛グループの娘さんですか?>
『うっ、みんなには話してないんですけどね』
内緒にしてるわけでもないんだけどね
お金持ちとか言われるの好きじゃないから
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<質問です、あなたにとってアイドルとは?>
真「えっと、こう・・・フリフリっとしててプリプリっとしてて・・・
ぼくもいつかそんな風になれたらなぁって」
雪「あ、あの私 自分に自信が無いから だからこそ、違う自分になれたらいいなぁって」
や「えと、少しでも家にお金を入れて両親の役に立ちたいなぁってぇ」
伊「決まってるわ! この伊織ちゃんを皆に認めさせるためよ!」
響「みんなのエサ代も稼がないとね!」
春「んー、夢 ですかね」
『そうだなぁ・・・ まだよくわからないな
アイドルになるまで意識したこともなかったし、今も自覚ないし・・・ そのうちわかればいいなって!
今日はお疲れ様でした!』
ー変わらなく流れていた日常が、少しづつ変わり始めている 少女たちの思いをのせてー