飛び降り指揮者
□仕事とカプセル
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──「なんだぁ?喉渇いたって?」
目の前にいる赤髪の男は、私を見ながら言う。
──「いいぜ?満足するまで飲めよ」
そういって男は、自分の首筋を指差した
男の首筋には、包帯が巻かれてて、包帯を取り終わった後の首筋は二つの穴が開いていた。
まるで何かに噛まれたような・・・・。
──「たくっ俺って本当にお前に甘いんだな・・・・。」
男は、苦笑して言う。
私は男の首筋の二つの穴に吸い込まれるように、近づき、そして噛んだ同じような場所に噛み付いた。