黒子のバスケ(夢)

□彼ユニジャー
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森山目線

ーー3分後ーーーーーーーーーー


「森山ぁぁぁああー」


へにゃへにゃとした力の無い声が部室の中から聞こえてきた。


「ん?何。もう入っていいの?」

「んー」


肯定とも否定ともとれるが、俺は肯定ととる。


誰も見ていないことを確認し、部室のドアを開けた。









目の前に広がる光景に、俺は・・・・・・



感動した。




「なにこれ、めっちゃ可愛いんだけどっ」

「う、うるさいっ」



俺のユニホームは、当然名前にとっては当然ぶかぶかなわけで。

鎖骨が露になっていて、胸の谷間もちらちらと視界に入る。
しかし、俺のジャージを上に羽織っているため残念ながら肩は見えない。


そして、真っ赤に染まっている頬。
恥ずかしさ故にだろう。耳まで赤く染まっている。





そして、一番の破壊力。


ギリギリの丈。

ユニホームの裾から覗く白い足。
細くもなく、太くもない。ぷにっとした柔らかそうな足。


しっかし、見えそうで見えない・・・
やっぱ、対格差がなー。



「てか、なんでコレ、ユニホーム上半身しかないの!」

「えー、彼ユ二ってそういうもんだから?」

「死ねっ!!」


ぎゅうぎゅうと裾を引っ張って前をなるべく隠そうとしている。



なんかもう、可愛いなぁ・・・



携帯を構えて連写する。
コレ、待ち受けにしようかな・・・



「ちょっ、何撮ってんの!やめっ、やめろ!!データ消せええええっ」


涙目になりながら抗議してくる姿も可愛らしい。


「んじゃ、今度は上に着てるジャージ脱ごっか。」


とびっきりの笑顔で言ってやる。



「はぁぁぁっ!?バカじゃないのっ!!!」

「約束だろ?」

「・・・・・・〜〜〜っ!」


ゆっくりと、羽織っていたジャージを脱ぐ彼女。



「・・・っ」



破壊力まじぱない。



体格の差で、肩のところが名前の細い肩にかからず、ずり落ちている。




・・・・・・っっ





可愛い。


これまた、携帯で連写する。

「ちょっ、撮んなって言ったじゃんばかああっ」


真っ赤あんど涙目、上目遣いは卑怯じゃないですか。





「可愛すぎるだろ・・・っ」

「へっ!?」




彼ユニジャー

▼ モリヤマ ハ モエシンダ !!

(「森山のばぁぁぁかっ!」)
(「なんで、可愛いよ?」)
(「んなっ!?・・・・・・変態っ!!!」)
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