黒子のバスケ(夢)
□隣人
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宮地side
…俺の隣の女は変だ。
なんかよくわからないが、寝ている。
とりあえず、暇さえあれば寝ている。
授業中でも寝ている。
この前なんか、
隣に居るから一応視界に入るはずなのに、見えないとか思ってたら、寝てて後ろのロッカーに頭ぶつけてたりしてたし…
それなのに先生には見つかんねーとか…
マジであいつなんなん!??
俺には理解できない生命体なのか…
「清志くん」
名前を呼ばれ、振り返る。
するとそこにはあの女。
「何か用か?」
「何か用って…ちょっとここわかんなくてさ。なんになった?カンニングさせて。」
「訊いてんだからカンニングする必要ねーだろーがバカ!」
「お…おう……」
思わず怒鳴ってしまった…
「いや、あのね?清志くんはなんか…バカっぽそうだから…」
「はぁ!??」
「い、いや、隣になってからは頭良かったってことを知りました!すごいね!!」
バカとか言いやがった…
「てめえも頭いいだろーが」
「あはは〜ただの嫌味にしか聞こえないし。しかもあたしの場合は頭がいいって訳じゃないし。」
「え、カンニングかよ…」
「ちげーよ!??」
男言葉になった…
ほんとよくわかんねー女だわ。