黒子のバスケ(夢)

□隣人
1ページ/6ページ

宮地side



…俺の隣の女は変だ。


なんかよくわからないが、寝ている。
とりあえず、暇さえあれば寝ている。
授業中でも寝ている。


この前なんか、
隣に居るから一応視界に入るはずなのに、見えないとか思ってたら、寝てて後ろのロッカーに頭ぶつけてたりしてたし…
それなのに先生には見つかんねーとか…


マジであいつなんなん!??

俺には理解できない生命体なのか…





「清志くん」


名前を呼ばれ、振り返る。

するとそこにはあの女。



「何か用か?」

「何か用って…ちょっとここわかんなくてさ。なんになった?カンニングさせて。」


「訊いてんだからカンニングする必要ねーだろーがバカ!」

「お…おう……」


思わず怒鳴ってしまった…


「いや、あのね?清志くんはなんか…バカっぽそうだから…」

「はぁ!??」

「い、いや、隣になってからは頭良かったってことを知りました!すごいね!!」


バカとか言いやがった…



「てめえも頭いいだろーが」

「あはは〜ただの嫌味にしか聞こえないし。しかもあたしの場合は頭がいいって訳じゃないし。」

「え、カンニングかよ…」

「ちげーよ!??」



男言葉になった…


ほんとよくわかんねー女だわ。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ