黒子のバスケ(夢)

□バレンタイン
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今日はバレンタイン。

そりゃ私も鈍くなく、男っぽいわけでも、好きな人が居ないわけでもない普通の女子だからそんなことも覚えてるわけで。



・・・作ってきちゃったー。


どうしよう、コレ。

一応、部活でお世話になってる分は作ってきたし・・・
それと一緒に渡せばいいかな?



森山くんに。




いや、ホント残念なんだけど、あれでいいとこもあって普段とのギャップでころっといっちゃったとかそんなんじゃ

って誰に言い訳してるんだ私。



部活っていうのは男子バスケ部の掃除。

マネージャーっていう訳じゃないんだからおかしいよね。
でも、森山くんと少しでも接点があるのは嬉しい。




掃除中にロッカーにでもつっこんどけばいいかなぁ
いや、でもそれじゃ勝手にロッカー漁ったってことになるか・・・

「「・・・・・・どうしよう」」




大きくため息をつきながら放った言葉は、誰かと重なった。


「え?」

「あれ名字?」

「こ、小堀くんっ!」


バスケ部のなかでも非常に大柄で、性格も良い小堀くん。


「ため息なんかついて、どうしたんだ?」

「えっ・・・小堀くんこそ・・・」

「俺のことは、後ででも聴いてもらうからさ。」


彼なら、相談をもちかけても快く引き受けてくれそうだ。



「じゃ、じゃあ・・・ちょっと聴いてもらってもいい?」

「おう」
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