presents
□get a crush!
1ページ/6ページ
珍しく二人の非番が重なった、日曜日の午後。
雛森は自分の部屋の格子窓から雲ひとつない碧空を見上げた。家の中に閉じこもっているには、もったいない陽気だ。
雛森は深呼吸をすると、「よし…!」と気合いを入れ、日番谷の部屋へと向かった。
目的地に着いて日番谷と顔を合わせた彼女の第一声は、
「…日番谷くん、今日ヒマ?」。
その答えを聞いた彼女の第二声は、
「じゃあ、お散歩行かない?お散歩っ!」。
そして、二人で連れ立って歩き出した後に発した第三声は、
「…日番谷くんは、どうせすーんごくモテてるんでしょっ!?」
だった。
「………はぁ?」
get a crush!