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□罪と罰
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「 なァ、聞いてンのかよ 」
返事はない。
「 ‥俺の事嫌い? 」
返事はなかった。
罪と罰
『 私、他に好きな人が出来たの 』
意味が分からなかった。
「 ‥だから何? 」
『 ごめんなさい 』
名無しさんは確かにそう言った。
『 西くんの事は‥好きだよ、けど
‥ !
全て言い終わる前に俺は
名無しさんを押し倒していて
あァー好きだな、とか
今更気付いたりした。
いッつも西くん西くんで
ベタベタベタベタ
正直ウザかったのに、
「 ‥好きな奴ッて何 」
『 ごめんなさ‥い 』
俺は、気付いたら
名無しさんの首を絞めていた。
『 西‥くっ!ゃ‥だ 』
やだ?やだッてなンだよ。
『 苦し‥やめ‥っ 』
いつからそンな口叩くように
なッたンだよ。
ねェ、嫌いになるから
「 俺だけを愛して 」