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□ワタシじゃダメなの?
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ここはある住宅街

「未来?急がないと、おいていくわよ?」

「ま、待ってよ!瑠香姉!」

バタバタッ

「ごめん、ごめん。遅くなった(笑)」

「もぅ、未来はいっつも遅いんだから。」

「ははッ、ごめん。あッ、そういえば今日快斗兄が帰って来る日だよね?」

「そういえば、そうね。」

私達は幼馴染である。

そして、快斗兄と瑠香姉は私よりも一つ上の三兄弟的な幼馴染である。


―放課後―

「瑠香姉、急いで準備しないと快斗兄帰ってきちゃうよ!」

「分かってるわよ!え、これはどうやるんだっけ?私こういうのやるの苦手なの!」

「もぅ、瑠香姉!キレてないでとっととやって!」

「は、はい…。」


―30分後―

『で、出来たぁ!』

「やった、やった!なんとか終わったよ。」

「私、苦手なのによく頑張った(泣)」

「未来ちゃん、瑠香ちゃん。快斗、もうすぐ帰って来るって、今連絡あったから。」

『マジ?!』

「ほら、瑠香姉!ここに隠れて!」

「えッ、えー。」

「いいから!」

「は、はい。」
「(未来ってこういう事こだわるよね…)」


「ただいまー、あれ?誰もいねぇの?」

『(せーの)』

『お帰りなさい』

「えッ、二人ともいたの?驚かせんなよ。でも、ありがとなッ」

「(快斗兄のこんな所が好き)」

「おー、未来お前こんなにでかかったけ?」

「そうよ、半年前より2p伸びたもん!」

「そっか、そっか、よしよーし。」

「子供扱いしないで!もぅ…///」


ずっとこの幸せが続けばいいと思ってた。


「えーッ、未来って快斗の事が好きなの?」

「う、うん///だから、瑠香姉に手伝って欲しくて…」

「えっ…、い、いいよ。」

「ほ、本当!ありがとー」

「べ、別にこれくらいなら…」


―ちょうどこの話をした3日後だった―

私は快斗兄に呼び出された

「ど、どうしたの?話って?」

「実は、俺ずっと前から……」

ドキドキッ

「ずっと前から…お前の事が、未来の事が好きだったんだ!///」

「えッ///」

瑠香姉にとられていた快斗兄が手に入った感じでとても嬉しかった。

「快斗兄///抱きついてもいい?」

「いいよ、おいで未来…」


快斗兄の胸はとても温かかった

でも、この胸のざわめきは収まらなかった…


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