家宝

□ハッピーバレンタイン!
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倉間「………きです」


剣城「聞こえません」


倉間「…す、きです……」


剣城「聞こえません」


倉間「すき、です!」


剣城「ちゃんと心込めてください」


倉間「す…好きです」


剣城「……俺も」




南沢「(白目)」


天馬「(白目)」


南沢「え…っとなにあれどういうこ、と…?(白目)」


天馬「それはこっちの…セリフです…(白目)」




倉間「あー…、と、剣城、ありがとな」


剣城「先輩、その…なんていうか、俺も付き合ってください」


倉間「…別にいいけど」


剣城「す………、」


倉間「おま、聞こえないってか言えてねぇよ?」


剣城「…す、き…だ…?」


倉間「なんで疑問系?!」


剣城「すき、だっつってんだろ!!」


倉間「キレんなよ!!」


剣城「…別にキレてないです」


倉間「いや思いっきりキレてたよな?おい、キレてたよな?はい、やり直し」


剣城「す…s※★□×!!!」


倉間「なんて?!」


剣城「好き、だ……(目そらし)」


倉間「目そらしたら意味ないだろ」


剣城「…好きだ」


倉間「……ご…合格」カァァァ


剣城「えええええなんでそこで照れるんですか?!」


倉間「いや、だってなんか……あの、多分今の100人にやったら98人は落ちる」


剣城「…え、あ、ありがとう…ございます……?」



天馬「(白目)」


南沢「(白目)」


天馬「え?何2人って…え?ちょ、え…?(白目)」


南沢「………(白目)」


天馬「お願いやめて、私達のライフはもう0よ!!(白目)」


南沢「…………(白目)」



次の日。



倉間「あ、あの、みなみ…さわ、さん」


南沢「なんだ?(白目)」


倉間「…って怖!あんたいつにもまして目ぇ怖いっすよ?!」


南沢「そうか(白目)」


倉間「えええええ?!そ、そうかって……」


南沢「(白目)」


倉間「ちょ、こっち見んな!!」


南沢「そうだよな、倉間は剣城のことが好きなんだもんな(白目)」


倉間「…は?」


南沢「倉間、誤魔化さなくていいぞ?わかってるから(白目)」


倉間「え…あ、もしかして、昨日の…見てまし、た?」カァァァ


南沢「エッナンノコト(白目)」


倉間「?!ど、どの辺から?!どの辺から見てたんですか?!!」


南沢「倉間が「………きです」っていうところから(白目)」


倉間「…良かった」ボソッ


南沢「ところで何?倉間はこんなところに俺を呼び出して何?もしかして別れ話?」


倉間「(あ、目戻った…って、)わ、別れ話とか…そんなわけねーだろ!!」


南沢「…は、」


倉間「こ、これ!」ずいっ


南沢「…what?」


倉間「発音いいなむかつく!…これ、渡そうと…思って」


南沢「チョコ…?」


倉間「たまたま!ほんとにたまたまですから!!別にバレンタインとかそういう深い意味はなくて、たまたま行ったコンビニでたまたまチョコが安かったから買っただけです!つまり義理です!!!」


南沢「……義理ってそれ結局バレンタ「うっさい(倉間)」


南沢「………」


倉間「…………す、」


南沢「え?何?」


倉間「好き、です……受け取ってください」


南沢「……!」


倉間「………」


南沢「…あのな、倉間。普通義理チョコ渡す時に好きとか言わな「うっさい(倉間)」


南沢「でも、ありがとな」


倉間「…ん」


南沢「…つまりアレだ、倉間は俺に好きって言いたくてでも言えないから剣城を練習相手にしてたってことだろ?」


倉間「そう」


南沢「おお…ふ…」ニヤニヤ


倉間「ニヤニヤすんな腹立つ…!」


南沢「俺も好きだ、倉間」


倉間「…知ってる」





剣城「…というわけだ」


天馬「えっどういうわけなの全然わかんないなつまり剣城は倉間先輩のことが好きだと?(白目)」


剣城「だから…てかお前言ってること滅茶苦茶だぞ」


天馬「あは(白目)」


剣城「………松風、」


天馬「うん、何?(白目)」


剣城「…これ、やる」


天馬「……え?」


剣城「たまたま、たまたまだ。バレンタインとかそういう深い意味はなくて、たまたま行ったコンビニでたまたまチョコが安かったから買っただけ、つまり義理だ」


天馬「…っえ?!(いやでもこれ明らかに手作り!!)」パァァ


剣城「……………」


天馬「うえええええ?!あ、ああああありがとう!宝箱にいれて一生大事に「いや食べろよ!!(剣城)」


天馬「そ…そうだよね!ごめん!あまりにも嬉しくて……」


剣城「…ふん」


天馬「でも、これ…倉間先輩にあげなくていいの?」


剣城「…は?なんでここであの人が出てくる?」


天馬「だってさ、剣城は倉間先輩が好きなんでしょ?」


剣城「(見てたのか…?)松風」


天馬「な、なに?」


剣城「俺は、お前が……好き、だ」


天馬「?!!!!!!!!!!」


剣城「ビックリマーク多!!」


天馬「え、嘘、え…じゃあ、なんで…?」ボタボタボタ


剣城「とりあえず鼻血を拭け」


天馬「うん、わかった」


で。


剣城「倉間先輩には練習相手になってもらったんだ」


天馬「なんの?!サッカー?!」


剣城「ちげーよ!……す、好き、って言う練習…」


天馬「…!」


剣城「だから、」


天馬「…剣城ぃぃぃぃぃぃぃぃ大好きィィィィァァァァァァアアアアアアアア!!!!!!!!」


剣城「うわ、!!…っ離れろバカ死ね!!!」


天馬「なんで?!」





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咲音さんよりバレンタインフリーです!
南倉も天京もキュートですね(*´∀`*)

ありがとうございます!

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