一緒に歩こう。

□CHILDREN WORLD
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_______放課後



放課後、あたし達は噂の姪っ子を見に春の家にお邪魔させて頂くことになった。


すると


「春くんおかえりーっ!」



ぱたぱたとスリッパをならして女の子が走ってきた。


どうやらこの娘が春の姪っ子、舞音ちゃんらしい。



舞「は、はじめまして」



祐「ども」



悠「おじゃましますね」



『可愛い幼女だね、悠太。』



悠「七実、幼女っていう表現はちょっと…」



祐「あんま春似てないね。 春、天パだし。」



舞「春くんのお友達って王子様みたいな人、3人もいるんだねー…」



キラキラな視線を隣の双子に送る舞音ちゃん。


…ん? 



『3人ってあたしも入ってる?


あたし男と間違われてるのか。』




祐「七実イケメンだもんね、良いんじゃない?


それはそれで。」



そんな話をしていると、手に握っていたものを春に見せた。


舞「あ、これね、私の宝物なの。春くんにも見せてあげようと思って!


キレイな石でしょ?海岸で拾ったの。もしかしてダイヤかなぁ…?」



春「そうだねー」



ふわふわな空気が流れている中、要が



要「それガラスが削れて…」



春「舞音ちゃーん、こっちでジュース飲もうかー」



ぷぅ、とほっぺを膨らます春。


それにムッとする要。


どうやら2人にはちょっとした溝ができてしまったようです。








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