椿×侍うさぎ

□俺の家の家族等は!!〜U〜
1ページ/1ページ



「赤羽君 最低っ!」

なぜ今俺は彼女に殴られているのだろうか?

「え? 佐藤さん 俺なんかした?」

俺は彼女になにをしたのだろうか?


彼女は目を真っ赤にさせて

「じゃあ昨日、女の子と歩いてたじゃない!!」

「え? 歩いてないけど?」

ほんとに女子と歩いてはいない。 ただ妹の優としか歩いてない 

アイツは女子というかゴリr…じゃなく俺の死神と言えるであろう。

「確かに見たわっ!! 凄く可愛い女の子と赤羽君が一緒に歩いてたのを!!」

そう言った後、佐藤さんはとうとう泣きだしてしまった。

「佐藤さん…。その子どんな感じだった」

「えっ グスッ 髪が長くて 見かけた時はスカートを履いてたわ」

あぁ 完璧 優だ どう言ったら誤解がとけるのだろうか。

「佐藤さん あれ妹なんだけど…。 誤解しちゃった?」

「嘘よっ! 証拠を見せてよ!」

佐藤さんはついに怒ってしまった。 いつも思うが佐藤さんは表情豊かで俺的にはそこが可愛い。


そこで俺は携帯の中にある写真を見せた 

「これ、俺の家族写真」



そこには俺、優、母さん、父さんが映っている


「グスッ これ本当に?」

「嘘なんか佐藤さんに一度もついたことねぇよ、俺」

「うん 赤羽君、ごめんなさい 赤羽君の事ちょっと疑っちゃった」


ちょっとどころじゃ無いだろ 俺、殴られたし


「じゃ 私行くねっ! 本当にごめんなさい」


そういって佐藤さんは帰って行った 








「あーあー。 お兄ちゃん殴られちゃったねっ!」



どこからか優の声が聞こえて、辺りを探し回ったがどこにも居ないと思い、俺も帰ろうかと1歩踏み出した刹那 

後ろから気配がしたので振り返ってみると


そこには優がいた


「あれ? お前なんでいんの? ってかいつから居たんだ?」


「゛お前゛って酷いなぁ いつもは゛優゛って呼んでくれるのにぃ」

にぃ ってのばすな お前がやっても何一つ可愛くないぞ


「うん 俺の話聞こうか しかもお前 俺と違う学校じゃん」


「あっまた゛お前゛って言った  だって優、お兄ちゃんの事心配だったんだもん」

「゛もん゛って言うな お前がやっても可愛くない」

「なっ!? 酷いなぁっ! あっお兄ちゃん、一緒に帰ろうよっ!」


「...。俺についてくるんだったら良いぞ」


「もう俺様なんだから ちょっ! 待ってよぉ!」




この後苦痛が起こるとは俺は予想していなかった

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ