椿×侍うさぎ

□俺の家の家族等は!!
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朝〜目が覚めて〜真っ先に思い浮かぶ〜君のこと〜 byメルト






俺が毎朝、目が覚めてから思い浮かぶあいつ…








俺こと、赤羽 陽 (あかば よう)の朝は早い



と言うかなんていうかデンジャラスだ



「お兄ちゃんんんんっ!!」



ほら来た あの声はまさしく俺の妹 赤羽 優(あかば ゆう)の声だ








俺が毎朝、思い浮かぶのは妹の優…








「お兄ちゃんっ! 朝だよ....ってなぁんだ 起きてるじゃん」


「うるせぇなぁ 毎朝毎朝 もう俺もそんくらいされると起きれるつーの ってか 早くそのチェーンソーしまえよ」

「あれ? ばれちゃった?」

「バレバレだ なんか金属の音したし」









そう 俺の毎朝の起き方は死と隣り合わせなのだ





「うーん 明日は何で起こそうかなぁ?」

なんて妹は朝ごはんのパンを食べながら物騒な事を呟いた


「そうねぇ? あっ! 明日はバタフライナイフはどうかしら?」

「あっそれ良いかも! ありがとう お母さん!」

おいおい 母さん 提案すんなよ  俺の寿命がもっと縮まるじゃねぇか


女同士でキャッキャやっているのを横目でみて俺は家をでた 






「おっす! 陽! 今日もあの かわいい かわいい妹に殺されかけたか?」

「おう おはよう 達垣(たちがき) 今日もいつも通りに殺されかけたよ」

コイツは達垣 隼人(たちがき はやと)俺の毎朝を唯一知る人物だ 

「お前さぁ そんな顔して歩いてっと せっかくの顔が台無しだぜ?」

「うるせぇよ 俺よりお前の方が顔良いくせに」

「だよなぁ!(笑) あっ!今、俺ウザキャラ?」

「まぁな」


隼人と喋ってるとふと子供のころを思い出した 



そう、これは俺が幼稚園に通う頃から始まった



最初は優じゃなく母親がその起こし方をしていた 


「陽〜優〜起きなさい〜」

ここまでは普通の家庭だ



「はぁい あれ?お母さん今日は何持ってるの?」

「ふふ 今日は日本刀よ?」 


「ふーん そうなんだぁ」

あの頃を思うとまだ俺は世間を知らなかったんだなぁ と思う


その事がおかしいと気づいたのは小学生のころだった

俺が友人家に泊まりに行った時 すごく安心出来たのを覚えている


それから朝起きて顔を横に向けるとすぐ隣にナイフが刺さっていたりする



まぁ それが俺の日常  



少年の憂鬱

(はぁ…俺は後何年生きられるのだろうか…)

(どうしたの?お兄ちゃん?)

(優も普通にしてれば可愛いのに…)


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