中・短編
□デジャ・ビュ
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「そうかもしれないな…」
横を通った時にフワリと鼻孔をついた、嗅ぎ慣れた確かな【硝煙と血】の臭いに頷いた
ヘリポートに出ると、まだ準備が出来ていなかったらしく…そのままの状態で待機する事になった
風に靡く髪をかき上げて、ふと空を見上げるとスモッグに濁った暗い空が目に入った
「…夢とは真逆だな」
そうポツリと呟くと、
横から「何か言ったか?」と声が返ってきて
その問いに“いや……”と首を横に振る
「準備が出来た様だ…」
足を進めながら“さっさと来い…”とザックスを促すと
ザックスは、少し驚いた表情をした後「何かアンタ嬉しそうだな?」と、ニヤリと笑った
そんなザックスに
「…どうだろうな」
曖昧に言ってヘリに乗り込んだ
ヘリの中から空を一瞥したセフィロスは、
確かに感じた【予感】に気付かれぬ様に、ひとり微笑んだのだった
-END-
意味不…(泣)
2007/03/05