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□大好きな笑顔
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「あっ花子先輩。おはようっス。」
「今日は朝練にちゃんと間に合ったね。えらい、えらい。」
「ちょっ先輩!」
花子先輩は俺の頭をなでてきた。
嬉しいけど、子供扱いされてるみたいで素直に喜べない。
「先輩。一つしか年変わんないんスから、子供扱いしないでくださいよ。」
「ご、ごめんね。赤也怒ってる?」
先輩はびくびくしながら俺の様子を伺う。
「大丈夫ッスよ。怒ってないっス。」
「そっか。良かった。」
ほっとしたように微笑む先輩を見ただけで、胸が高鳴る俺は重傷だ。
いつからだろうー
こんなにも先輩を好きになったのはー