NARUTO 惑う心
□惑う心 ー陸ー
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あれから二ヶ月がたち、今日は10月10日。
父さんたちは任務に出ていた。
私はいつものようにサスケを抱っこしながら縁側に出る。
『!何……この感じ?』
嫌な感じだ。
「う〜〜〜うわああああん!」
サスケも何かを感じとったのか、泣き出してしまった。
『よしよし…』
こんな時に限って父さんたちが出かけてるなんて…
『泣かないでサスケ…何があってもお姉ちゃんが絶対守ってあげるから…』
その時、空気がいっそう重たく感じた。
グオァオオ!!
『一体何が…』
10月10日……。
ナルトの誕生日だ。
『そうか!!今日は九尾が現れる日…』
*****
しばらくして、
『音が…やんだ?』
でも、嫌な感じは消えない。
その時、
ズズズズズ
空間が揺れた。
『何!?』
私はサスケを抱えながらくないを構える。
「お前が…うちは名前か」
現れたのは、面をしてフードをかぶっている男。
『な!?あんた誰!?』