惑う心 〜Another story〜
□ある日のうちは姉弟
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「(どこに隠れたかな?)」
サスケはキョロキョロと名前を探す。
「!」
その時サスケに、少し向こうに名前の足らしきものが見えた。
ザッ
「兄さんみーつけた!」
名前は木の裏に隠れていた。
『なかなかやるなサスケ。でも…』
名前は印をくんで…
『残念』
ボン
「あー!ズリーよ!!」
『!…分身がやられたか』
その後結局、サスケが名前を見つけることは出来なかった。
*****
「う〜〜〜」
サスケは、俺を見つけることが出来なかったのがかなり悔しいのかすねていた。
『サスケ…機嫌をなおせ』
プイッ
そんな調子で家に帰ってきた。
「あのね父さん!今日兄さんとかくれんぼしたんだけど、兄さん分身の術使って逃げたんだよ。それってずるいよね!?」
サスケは、夕食で父上に向かって今日のことを言う。
「ほう…もう分身が使えるのか」
「……兄さん。食後にオレにも分身の術教えてよ!」
「宿題!」
ガクッ
「もう…………」
サスケは肩をおとした。
トン
『許せサスケ。また今度にしよう』
ある日のうちは姉弟